日本のものづくりを支えたい。サイバーナビが製造業向けサービス展開にこだわる理由。

製造業はもうダメなのでは?
→製造業は21世紀においてもしっかりと成長を続けます。

産業の大きな柱であるがゆえに、好況・不況いずれにおいても真っ先に取り上げられることの多い、製造業。テレビや新聞では、製造業関連企業が工場の閉鎖や人員削減などをしたニュースも報ぜられます。

サイバーナビは、なぜ、この時代にあえて製造業に特化したサービスを提供するのでしょうか。そこには、もちろん「ものづくりに賭ける大きな夢」があります。業界や分野、エリアを超えるイノベーションの連鎖を、日本のみならず世界にまで醸成し、「日本と世界のものづくりの発展に貢献したい」という、とても大きな夢です。

しかし、私たちは、資本主義経済の中で、「大きな夢」を達成するには、しっかりとした「収益」も必要であると考えます。サイバーナビは、ただ闇雲に製造業をターゲットにしているのではなく、様々なデータから製造業には十分な市場があると確信しています。

製造業の不況の理由とは?
→為替の変動と株式市況の悪化が原因。

日本の総輸出額の中で製造業が占める割合は、なんと7割。日本が外貨獲得をするためには、製造業の力を無くして成り立たないのです。それほど、製造業というのは、世界的な市場で活躍しています。そのため、例えば、トヨタは円高が1円進むと350億円の営業利益が減るとも言われています。

そして、為替の変動と株式市況の悪化を生んだ原因は、リーマンブラザーズに代表される、アメリカ発の金融資本主義と呼ばれる、虚像産業にありました。

金融資本主義がはじまったのはなぜ?
→製造業を軽視し、製造業に代わるものとしてはじまった。

アメリカは、なぜ金融資本主義という施策を選んだのでしょう。
それは、今から約30年前、世界の工場と呼ばれるほどの工業大国だったアメリカが、「ポスト工業化産業」という施策に考えをシフトしたのです。それは、「モノを作って売るという実体経済」から、「モノを仲介せずに収益を上げる虚像産業」への移行というものでした。

いちいち、モノを作らずとも、金が金を生み出すシステムとして、複雑な金融商品は21世紀のアメリカ経済を担うとまで言われていました。しかし、2008年、リーマンショックをきっかけに始まった世界的な不況の現状を見れば、その考え方は間違っていたといわざるを得ないでしょう。

21世紀に成長する業種は?
→虚像産業から、実体産業への回帰が始まる

結局、金が金を生み出すなどという話は、ありえないことであると証明されたこれからの時代、しっかり実体のある「モノ」を作ることこそが、経済成長のために必要であると、世界も気づき始めています。

さらに、ちょっと考えてみれば、私たちはいつも、本当にたくさんの「モノ」に囲まれて生きています。この、私たちの周りにある全ての「モノ」は、全て製造業が作り上げたのです。人間がこの地球上で行き続ける限り、「モノ」をつくるという仕事は、無くならないのです。

日本の製造業は力が無くなったのでは?
→21世紀における製造業の復活は、日本が鍵になる

今世紀以降、製造業が向かう方向性は、作る分野に関わらず「環境」がメインになります。

HONDAがF1から撤退した理由は色々あるでしょうが、その1つの理由は、スピードの速い車作りから、環境にやさしい車作りへ開発体制をシフトしたことにあります。環境保護に目を向け、満を持して販売されたインサイトは、販売予想をはるかに超える売れ行きを見せ、エコカーに対するニーズを明確にする、ひとつのきっかけとなりました。

日本は、小さい島国の中で常に、軽量化・省スペース・防音などを意識してものづくりをしてきました。そして、それらは全てが自然と省エネに向いていたのです。日本人は、知らず知らずのうちに、「環境」にやさしい技術を、何十年も前から研究していたことになります。なので、環境技術に関して、日本は世界でもトップクラスのポジションにいるのです。

ものづくり企業の成功物語をプロデュースする!

ここでの話で、日本の製造業が持つ市場の大きさについては、理解していただけたでしょうか。もちろん、もっと詳細な根拠なども、説明会に来社いただけばお伝えします。

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